事件番号はどこで確認できるのか
BIT(不動産競売物件情報サイト)や、裁判所が公表する物件明細書の一番上に必ず記載されています。
「ケ」は担保不動産競売、「ヌ」は強制競売
似た表記のため見落としがちですが、成り立ちも、入札時に意識すべき点も異なります。
担保不動産競売
融資の返済が滞ったことで、担保に入っていた不動産が競売にかけられたケース。
- 住宅ローンや事業資金の返済が滞ったことが主な原因
- 金融機関など、担保権を持つ債権者が申し立てる
- 市場に出る競売物件の約8割以上を占める
強制競売
訴訟で勝訴した債権者が、債務名義に基づき不動産を差し押さえて売却するケース。
- 担保不動産の滞納ではなく、裁判による債務名義が前提
- 申立て後も訴訟や当事者間の係争が続いている場合がある
- 所有者に不動産を手放す意思がなかったケースが多い
「ケ」だから安心、というわけではありません
事件番号だけで安全性は判断できません
「ケ」であっても、占有者が任意に退去しないケースや、残置物の処理が必要になるケースはもちろんあります。 事件番号のカタカナはあくまで物件の背景を推測するための一つの手がかりであり、それだけで安全性を判断できるものではありません。 三点セットの内容(現況調査報告書に記載された占有状況など)とあわせて、総合的に確認することが大切です。
本ページは、競売不動産の事件番号に関する一般的な知識をご紹介するものであり、個別の物件の安全性を保証するものではありません。 入札をご検討の際は、必ず三点セットの内容をご確認のうえ、専門家へご相談ください。
違いを知らずに入札するのは、避けたいところです。
いずれも競売不動産として公告されている点に変わりはないため、最高価買受申出人として落札し、代金を納付して所有権移転が完了すれば、形式上は所有者になれます。 ただし、その後の引き渡しまでの過程は、「ケ」と「ヌ」とで難易度が変わってくる場合が多いというのが実感です。 初めて入札を検討される方は、この違いすら分からないまま落札してしまい、思わぬ苦労をすることがないよう、競売不動産に詳しい専門家に事前にご相談されることをおすすめいたします。









